casavouta日記

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リゾートの憂鬱

 リゾートという響きにはなんとなく自然の中でゆったり過ごしながらも、全くの自然ではなく、都会的なものも両方そこにはあるようなイメージがある。
 ある場所をリゾート地にしてリゾートマンションを建てて、ゴルフ場や釣り堀を作る。その地にそぐわない大型マンションができる。そういうリゾート地が栄えては廃れてをくり返してきた北軽井沢という土地を見ていて思うのは、自然の景観が損なわれても、まだそこに人が集まっているうちはいいのだけれど、そこが経営不振に陥りそのまま放置されているようなゴーストリゾ−ト地。そういう夢の跡のような場所を見ると何とも言えない憂鬱な感じになる。それは一種の悪夢的光景・・・同じ寂れ方でも鬼太郎の家みたいなものを見てもこのような感じにはならないのだけど。せめてそこを元の状態に戻す事はできないのでしょうか。きっと戻す費用がなくて放置されてしまうんだろうなあ。
 それはまた都会にはない独特の風景。人工と自然とその間と。そのバランスによってその土地がかもし出す空気が変わってくるのかもしれません。(写真は草津です)
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by casavouta | 2006-08-29 22:18 |

三ツ石神社

 三ツ石神社というところが盛岡にある。ただ小さな拝殿とその横に巨石がどん、どん、どん、と三つあるだけの風景。一見何の変哲もない神社にあまりにも唐突な感じに巨石があるので可笑しくなってしまった。
 昔、悪い事ばかりする鬼に困った村人がこの石に祈ったら、鬼はこの石に縛り上げられてしまい、「もう悪いことはしません」と誓って証拠に押した手形が残っているという。ぱっと見ただけではどれが手形なのかはよくわからないがこの、岩に手形の話が「岩手」県の名の由来になったという。鬼の退散を喜んで踊った踊りがさんさ踊りの起源になったそうだ。その日はさんさ祭りの日だったけれど、神社には誰も人がいなかった。
 この石は岩手山の成分と似ているため岩手山が噴火した時に飛んできたといわれているという。でもこんな巨石がこんな距離まで飛んでくるのかなあ、それも三つ仲良く並んでいるではないの。この石はもとは一個の大きな岩だったものが長い年月の間に、三つに割れたという説もあるという。
 大昔のことなので、本当の事は誰も分らないけれど鬼の伝説の生まれた時代を想像してみる。あたりにはまだあまり家もなくて、そんな所に巨石が三つ。「おじいちゃん、この石はなあに?」「この石はな、神様なんじゃ。昔鬼がいて、村びとの大事な米を盗んだりそれはそれは悪い事ばかりする・・・」みたいな感じで誰かが言いはじめて・・・なんてこれはあくまで私の勝手な想像です。
 でも人は説明のつかない物体を前にしたら、お話を作らないではいられないのではないかと思う。盛岡に住んでいる人はこの神社を見ても特に不思議に思わないかもしれないが、東京に住んでいるものにしてみれば突如こんなものが近所にあったらすごく変な感じがすると思う。説明のつかない大きなへんなものが近くにないというのはやっぱり物足りない。(調べれば何かはあるのかもしれないけれど)
 それにしても岩手の他にも青森、秋田・・・大きなへんなものが各所に沢山散らばっている東北地方はやはりおもしろい。
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by casavouta | 2006-08-15 20:23 |

場所の力

 ここのところ伝説や神話等が残っている場所というものはやはり然るべき場所なのかということがずっと気になっている。聖地などよりもっと小さな場所で、その土地の伝説が残っている場所はやはり語られるような独特の魅力のある場所なのか、それとも別にその場所である必然性はないのか、とそんなことを考えています。
 遠野の観光名所の「カッパ淵」。パンフレットの写真のように実際も雰囲気のある場所なのか見てみたかったのですが、実際行ってやはりそこは伝説が生まれるにふさわしい場所だと実感していろいろ写真を撮りました。
(「カッパ淵」の魅力は雰囲気的なものでもあるけれど、結構理屈で語ることもできることを発見。今回「カッパ淵」で撮った写真はそんな雰囲気と理屈の中間のような面白いものになったと思います。)
 話は戻るけど、そもそもなぜそういうことが気になっているかと言うと、昨年熊野の方に行った時のことを思い出すからなんです。旅館の近くを散歩するとそこにははっきりは思い出せないのだけど「○○池」という立て看板があって、なにやらおどろおどろしい物語が書かれていました。でもあたりを見回しても池らしいものがない。そのうちしょぼい水たまりが目に止まって、どうやらそれのことだったのだけどなんだかとてもぱっとしないし、お話と場所が私のイメージの中では結びつかなかった。
 旅館の人に訪ねたらそれは旅館の人が作った立て看板だということでした。どうということのないところに観光客の為に場所を作っても、それはテーマパークのようにそれ以上の何物でもないのではないかと思いました。
 まだ良く分らないけれど、何かを感じて人はある場所を特別の場所と感じて物語ができるのでその逆はないと思う。その何かを見たり感じたりしてみたいと思うのです。
 
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by casavouta | 2006-08-12 01:06 |

岩手 

岩手に行ってきました。今回の東北旅行では、確かめたい事がありました。「遠野はどんなところか?」「イギリス海岸は本当にイギリスに似ているのか」最低この二つはこの目で見てみたいと思いました。

まず遠野ですが、面白い所に間違いないこと、地図では近く見えるけれど一つ一つの名所が結構離れているので少しの時間ではほんの一部しか見る事が出来ないということ。こういう情報というのは意外とガイドブックを見るだけでは実感としてわからず、行ってからあちゃ〜と思う事が多々あります。こういう時こそ車があればいいのにと思う事はありません。レンタカー挑戦してみようかなあ。2車線しかないし平坦だから私でも運転できるかなあ・・・ということで、またゆっくり行きたいと思います。釜石線かなり良いです。

イギリス海岸は本当にイギリスに似ているのか、ですが、やはりよく似ていると思いました。宮沢賢治は地質学的に似ていると思った様ですが、イギリスに行った事がないのに良く分るなあ。イギリス海岸にとどまらず、花巻近辺はとてもイギリスに似ているように感じました。

今回は写真を結構撮ることができました。これは今度、展覧会等の機会でぜひきちんと発表したいと思います。それまでHPに載せたい所をじっと堪えてすこしストックしておきます。

夏に行って東北を語るのもどうかと思いますが、かなり自分の中で花巻界隈はしっくり来る場所でした。やはり永遠の心のふるさと、イギリスに似ているからかも知れません。
東北弁もやっぱりいいなあ。方言の中では一番真似するのに違和感がないのが東北弁。疲れない話し方だし優しい感じがする。
東北の人の顔というのもあると思いました。うまく言えないけどいい顔です。

ということで追っていろいろ思った事を書いていきます。
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by casavouta | 2006-08-05 23:26 |