casavouta日記

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六本木ヒルズ

年の暮れ。もはやどこから片づけたらいいのかさえ分らない部屋。
そんな中で脱出した先は六本木ヒルズ。もう何度か行っているのに、毎回そのビルの存在感に同じように驚き圧倒され、えも言われぬ感覚に陥る。いろいろな人間模様の泥沼劇の繰り広げられたフロアーを通り過ぎているという実感を感じる隙も見せない早さで最上階へと無音で一気に運び込む優秀なエレベータに乗り、ビル・ヴィオラを観にいく。美しい映像。ものの見え方、見せ方を考えさせられる。
 杉本博もビル・ヴィオラも確かにとても立派な作品なのだけれど、毎回驚き心が揺さぶられるのはその後で立ち寄る展望台から見る夜景の方だ。なんだか普通じゃない感じがしてしまう。密封された場所から見るからなのか、これが現実なのか映像なのかと思うような感覚に陥る。写真を撮っていると何かしらないけれど黒く上の方に邪魔な障害物が入るので、ファインダーから目をそらして何かあるか見ても窓ガラスは上まできれいに透き通っているし、レンズの前に無意識に指を載せている訳でもない。その邪魔なものが「空」だと分った時はちょっとショックだった。私はこの景色をどのように見て認識しているのだろうか。一口に夜景と行ってもどこで見るかによって見え方が全然違っているのではないだろうか。山の上に立って遠くの街明かりを見る夜景には詩的な感じがするけれど、ここからみるクリアーすぎる夜景はまるでドイツの現代写真のように解像度の高い写真を見ているような感じになる。

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by casavouta | 2006-12-31 00:43

いろんなことがいろんなところで

毎日いろんなことが起こっている。それが ザワザワ ワサワサ と音をたてて毎日毎日頭の中をめぐり、毎日一つ一つ形にして行くと音はいったん静まったと思えば新しい事がワサワサと起こるそんな毎日。暇な時は全然作動しないのに動き続けているといつもよりいろんな事がひらめく。だからまたワサワサしてくる。面白い。面白いんだけどでも。ふ〜っ。と。ここで一つ深呼吸。そんな時こそ平常心。
 そのいろんな事の中の目下の一つが建築家のエスの加藤さんとのコラボレーション。マンションの内装に私の写真を使って下さる事になった。半年前から準備はしていたものの、建物の完成が近付くにつれてクライアントの方や出力担当の方、現場の方、いろんな業界の人に実際にお会いする事になって急に仕事が現実味を帯びてきた。
 建築というのは本当にすごい仕事だ。一つの建物ができるためにどれだけ多くの人が関わり情熱を傾けているか。写真みたいにほとんど一人で作る事と違ってチームワークが要求される仕事。
 現場でヘルメットをかぶりいろんな人たちがホコリまみれで働いているその場に居合わせるとなんともいえずハイテンションな気持になる。
 完成の暁には展示、イベントがありますので詳細お知らせします。
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by casavouta | 2006-12-23 22:24

展示終了しました

「百年」での展示、無事終了しました。御来場下さった方々、ありがとうございました。 しばらくはこの「Topophilia」を続けていこうと思います。実際に自分の外側に存在するだけではなくそこにいる自分との関係によって生まれる風景、その場所がひき起こすものと自分の内にある記憶とのバランス。きっと数多く撮ることによって見えてくる事が沢山あるような気がします。
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by casavouta | 2006-12-07 12:08 | 写真