casavouta日記

瀬戸内寂聴さん

 日曜日に放送した「ようこそ先輩 課外授業」、先週の無農薬でリンゴ栽培している木村さんに引き続き、今週の瀬戸内寂聴さんもとてもよかった。先週と今週は高校生でしたが、やっぱり高校生ってあなどれないっていうか・・もういろんなことよく見ているし、それでいて子供の純粋さも持っていて・・だから高校生を教えるのって小学生より難しいかもしれない。でも先週も今週もそういう子供達がだんだん本気になっていったのを目の当たりにして、これはまさに先生の人間力のなせる技といった感じを受けました。
 瀬戸内さんってどちらかというと今まで私はちょっと苦手というか・・・なんかお説教されそうな感じがして怖いというか・・・お坊さんらしくないような、そういうイメージがあったのです。でも今回の放送を見てそのイメージがひっくり返りました。
「命は頂いた物だから自殺はいけません。それに戦争や飢餓で亡くなっている人もいると思えば幸せをありがたく感じられますね」みたいなことを言った後、子供達のいろんな質問に答えていて、「死んだらどうなるんですか」っていう質問が来たら「もう周りの人がみんな死んじゃって・・・私ももういいかなって思ってるんですよ」って寂聴さんが言ったのに対して「戦争や飢餓で亡くなっている人もいると思ったらそんなこと言っちゃいけないんじゃないですか」とか生徒に諭されたりして、「そうね。はい、がんばります」とか言って、もうさすがの瀬戸内さんもやられたって感じ。
 その上瀬戸内さんは最後に感極まって泣いて「本当にみなさんありがとうございました」と子供達に何度も挨拶していたのです。大体瀬戸内さんが泣くこと自体いままで見た事がないので驚きました。そのときの顔は瀬戸内寂聴、ではなくて普通の一人の人の顔でした。その無防備な程に純粋な顔にとてもびっくりしました。多分、今回子供達が偉い人だから黙って聞いてようっていう感じじゃなくて本当に瀬戸内さんの言葉に向き合って、言いたい事を言っていたから、瀬戸内さんもいろんな発見があったのだと思います。大人向きの講話等は皆ありがたがって聞くだけのことが多いのかもしれないから。すごい人程頼られる一方みたいな、そういう寂しさってあるんじゃないかな。
 上から目線じゃなくて世代を超えて全く対等の生きている人間同士になれるなんて、子供達もすごく頼もしかったし、年齢関係なく自分をとっぱらってしまった瀬戸内さんもすごいと思いました。あ〜いいものを見たなあ。
 先週も今週も、かっこよく年をとっている人がいるのを見ると頭が下がります。
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# by casavouta | 2009-11-08 23:05 | 日々

仙川

 仙川に楢橋朝子写真展を見に行ってきました。高校時代通っていた仙川、大分様変わりしていた。上履きのままよく徘徊していた懐かしの商店街はあいかわらず健在で、その周りが広がっていったという感じ。写真展があるのは東京アートミュージアムという安藤忠雄建築のコンクリートの建物。このアートミュージアムは声が絶妙に響く建築になってて、面白がって息子がへんな声を発し続けていました。幸い誰もいなかったのでよかったけど、うるさくて集中できないので、私が「うるさい!」と叫んだら一番強烈に響いてしまいました。
 肝心の写真ですが、すごく面白かった。一言で言うとなんかへん。です。体調がいまいちの状態で見ると尚更平衡感覚を揺さぶられるというか酔うような感じとか・・・なにかが揺さぶられる。そんな写真でした。写真の視点ってこういうそもそも言葉にできないへん、な性質をもっているのかもしれない。それをきれいに見せるという方向に普通行ってしまいたくなるところを、そっちに行かずに写真のもつそういう妙な性質を存分に生かした写真というのか・・・
 その一体は安藤建築のストリートになっていました。コンクリートってどうなんだろう・・・昔はカッコいいなと思ったけど・・これから発展するのかなあこの辺は。隣の道は非常に活気づいていたのだが・・・ちなみに仙川はティッシュペーパー相場がどの店も200円を切っていて非常に安いので、仙川に行ったら要チェックです。こんどまたゆっくり行こうと思います。
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# by casavouta | 2009-11-08 11:14 | 写真

コスモス 

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写真にも習作ってあるのでしょう。初めに目に止まるきっかけは、引きつけられる偶然の何か。(この場合はゴミ箱。って本当は言わない方がいいのでしょう。)それは好きな写真家の写真の影響もあるだろうし、何かの記憶、また今まで蓄積しているものの見方の習慣とか。・・・ぽい写真も撮ってみたり。そのうちちょっといじって作ってみたり。あれこれしているうちに何かが見えてくる。そうじゃなくて初めの一枚!という場合もあるので何とも言えないけど、でもあれこれしているうちに見えてくるって言う事も多いみたい。なぜなら写真は目とは違ってカメラを通して見えてくる世界だから。だから結局撮ってみないとなにが出てくるか分からない。

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# by casavouta | 2009-11-05 19:57 | 写真

ちょっと気になった場所

 いつも前を通っていたのにぜんぜん気がつかなかった。三鷹にある大きな会社の土地の一角で、前が駐車場になっている。その奥がこんなふうになっていました。なぜ奥も駐車場にしないでこんな不思議な空間をのこしたのだろうと思って見ていると、井戸らしきものが真ん中にありました。井戸を囲んで木が植えられている感じで、風情が何となく日本的というか神社的。(ケータイで撮ったのでちょっと見にくいです。)鳥居こそないものの祠とかそいういう小さなものをたててもおかしくないようなそんな隙間的空間でした。
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# by casavouta | 2009-11-05 15:14 |

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子供向けの本を読んでいたら「どうして泡は白いの?」という質問に、「それは光を跳ね返すからです」と書いてありました。なるほどね〜。泡って気持ちいい。
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# by casavouta | 2009-11-01 18:18

スリッパの作り方

 最近急に寒くなってきたので冬物のスリッパが早くはきたいと思って探したらどうしても出てこない。足は冷えるしもう待っていられなくなって作ってみることにしました。スリッパの作り方も読みましたが、履きたい感じと違ったのと早く作りたかったので適当に作ってみる事に。
 1 適当に紙を切って足に当てて型紙を作る。
 2 素材は捨てるにはもったいないか・・・と思っていた、フリーマッケットで買った分厚いウールスカートがあったので底に二枚、間にかかと部分2枚を張り合わせ、その下に張りを出す為に固い濃いグレーのフェルトを一枚入れて形をしっかりさせました。甲の部分はウールとフェルトを一まいずつ張り合わせて。
 3 まだ重みが足りないので裏に端皮を一枚つけ足し、千枚通しで穴をあけ、刺繍糸でかがって出来上がり。
 裏に皮を貼ると滑りにくくてよいです。たたいてパン!っという音がでるといい感じです。
 かたちがおでこちゃんになっているのはスポッと入る方が脱ぎ履きしやすい為です。でも口の部分は脱げにくいように狭めです。はき心地は初めて作ったにしては90点。もう少し重さと厚さが出ればベストだけど、それでもかなり履きやすいです。いや〜必要は発明の母といいますが、必要に迫られる物作りは燃えます。早速履けて幸せ〜。
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# by casavouta | 2009-10-28 13:24 | 日々

職業の顔

 近所の八百屋さんのシャッターがここのところ閉まったままになっている。ここは昔からの八百屋さんだったのですが、最近はほとんど品数も少なくなっていました。おじさんも高齢にはなっているものの、ねじり鉢巻に浅黒く日焼けして、根っからの八百屋さんという感じだった。前に仕事が終わってワンカップ大関を買っているのをみたことがあるけど、ワンカップ大関の似合う人って言う感じだったなあ。ずっと呼び込みは続けていたけど、品数は減る一方だったし、もうとうとう店じまいしてしまったのかなあ。こういう根っからの八百屋さんって貴重な存在。アウグストザンダーの日本版みたいのがあったらぜひ撮ってほしい人の一人です。
 プロフェッショナルの番組を見ていても、農業の人、弁護士さん、人の顔って職業によっても本当に違う。ロボットを作っている人ってみんな手塚治虫のマンガに出てくる人にちょっと似ている気がする。顔に職業がでるってすごいなあ。
 あとファッションと職業っていうのも興味深いです。バブル時の広告業界ではカメラマンがみんな肩からセーターをかけていたけど、最近そういう業界風な雰囲気も変わってきているみだいだし。そういえば建築家の人がスタンドカラーを着るのはなぜだろう?よっしゃ!っていう気持ちになるのかな。指揮者がスタンドカラーを着るのはむち打ちにならないためだとか。関係ないけど個人的には白衣に弱い私です。
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# by casavouta | 2009-10-22 12:29 | 日々

知らないどこかの風景

 
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世界の窓という世界中のライブカメラの映像をみていると不思議な感覚になります。知られている観光地よりなんの変哲も無い世界のどこかのただの住宅街や、海辺などの映像が特にぐっときます。自分と関係のない場所の映像。
 写真を撮っていると、どこへ行っても自分の視点と言う何かそうだろうと信じている自分の視点で切り取ってしまうことろがあって、後で見てもあまり発見がないということがあります。写真を選んでいる時点でもその選ぶ基準と言うかそいういうものがあって、それによって何かを保っているようなところを感じるのです。
 でも今写真を整理していたら何これ?って言うのがありました。一つは車窓の風景。旅先での車窓はどんな風景が出てくるか想像できないし、シャッターチャンスもなかなか決められないし、自分の中で咀嚼する暇がなく、その景色は私にとって何の関係もない場所。ライブカメラで覗く感覚と近いものを感じるのです。もちろんライブの方はその独特の時間感覚がプラスされるのだけど。
 それからこの戦車。写真を整理していたら出てきました。そうそう。たまたま通ったのでした。この唐突さはビデオをまわしたまま自転車のかごに置いてはなれている間にたまたま通った戦車に敷かれてたという、Mr.ビーンの映画の場面と同じくらい唐突です。
 この二つの写真は私自身が今見ても何かわくわくする写真。コントロールすること、自分が自分の作品として取捨選択している基準、もういちど見直してみるのもいいのかな。
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# by casavouta | 2009-10-18 21:48 | 写真

紙フェチ

 今日はベランダで古い紙を選別。紙を集めるのが大好きで前はよく竹尾のショールームに通っていました。でもなんか最近そのころのときめきがなくなっているなあと思いながらこの紙を持ったら風になびいて、音が、カサカサでもないしカシャカシャでもないしサワサワでもない・・・表現しがたい絶妙な気持ちのいい音をたてていました。この紙ならではの音。そういう紙フェチの道もあったのか。
 紙フェチは新しい雑誌を買う時は必ず下の方の重さがかかっているところから取り出します。ページをめくるときにビリっとはがれる感触と共にインクの匂いがつ〜ん。というのがたまらない瞬間でございます。うっすらと空気が含まれて誰かが立ち読みしたと思われる温度感があるものはなるべく避けます。読み皺等はもってのほか。でもたまに立ち読みした雑誌を下の方に戻す人がいて、掘っても掘っても皺だらけだったりすると、いい加減何度も出したり戻したりは人の目が気になるし、と、その辺の妥協は難しいところです。
 もし気がつかないで家で発見したらショックだけど、そんなの初めの一瞬だけですぐどうでも良くなってしまうのでじゃんじゃん自分で皺をつけて忘れます。
 本の種類ならではの匂いの楽しみもあります。教科書の匂い、マンガ雑誌の匂い、昔のコミックのインク匂いは「ブラック・ジャック」の匂い。輸入雑誌の匂いも郷愁をそそります。本ではないけど輸入LPの匂いも強烈。よくポストに入っていた某キリスト系新興宗教の冊子等は海外の印刷所特有のケミカルな匂いがそのキッチュな絵とマッチして独特の雰囲気を醸し出していました。最近の本は少し匂いが少なくなっているのは気のせいかな。紙と匂い。紙と音。話はつきません。

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# by casavouta | 2009-10-11 19:08

ハイビスカスの不思議

 玄関先に咲いていたハイビスカスが盗まれてしまいました。なぜか2日前に撮らなきゃ!とカメラを取りに戻ってしきりに撮っていたのが不思議。普段あまり花を撮らないのに。これしまっておいた方がいいなと気がかりになっていたことも今になって思い出す。そういうことって結構ある。無意識にやっていることは意識しないので、(当たり前)そういえば・・・っていうことなんだけど、その無意識に気がつけば何かの役に立つのでしょうが。
 ハイビスカスといえばもう一つ不思議な思い出があって、昔ジャンコクトーの「オルフェの遺言」という映画を青山の草月ホールに見に行ったとき、その映画の中でハイビスカスの花が生命の隠喩のようにいろいろな場面に出てくるのですが、見終わってイトコと表参道の階段を上ったとき、目の前にハイビスカスの花が一個地面にポンっと落ちていたのです。2人で「ぎゃ〜!!なにこれ〜!!」と興奮して、これはどうにかしなければと思い、なぜか、近くのお寺の境内によろしくお願いしますと、置いてきたことがありました。おそるべし、ハイビスカス。写真を撮っておいてよかったよ。
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# by casavouta | 2009-10-03 16:27 | 日々